アービトレーション(カード紛争)
カード紛争の最終段階。ブランド自身がイシュアとアクワイアラの間で裁定を下し、負けた側が金額と裁定費用の両方を支払う。
紛争はまずチャージバックとして始まり、加盟店の再請求(リプレゼンメント)を受け、場合によってはプレアービトレーションへ進む。そこでも双方が譲らなければ、どちらかがブランドに事案を持ち込める。VisaとMastercardはそれぞれ社内に審査機関を持ち、双方の資料を読み、ブランドのルールを適用して裁定を出す。この裁定に対する不服申立ては、原則として認められない。
この手続きがどれだけ使われるかを決めるのは費用である。ブランドは数百ドルにのぼることも多い申請手数料を取り、負けた側がそれを負担する。途中でルール違反があれば、さらにペナルティが加わる。30ドルの購入をめぐる争いなら、計算するまでもない。実際、紛争の大半は先に損得勘定をした側が折れて決着する。仲裁まで進むのは、高額の案件か、取引の多い銀行同士が譲れない原則論くらいのものだ。