バウンディングボリューム(Bounding volume)
複雑な物体をすっぽり包む単純な形状。高価な判定の前に、安価な判定で早めに除外できるようにする。
バウンディングボリュームは、詳細なメッシュを丸ごと内包する箱・球・カプセル・k-DOPなどの単純な形状である。目的は安価な棄却にある。2つのボリュームが重ならなければ、中のジオメトリも重ならないので、高価な判定を省ける。
要は、包み方のきつさと判定コストのトレードオフだ。球は判定が最も安いが包みが緩く、OBBはぴったり収まるがコストが高い。AABBは両者の中間で、重なり判定が区間の比較だけで済むためブロードフェーズの主役となっている。ボリュームを入れ子にしたBVHにすれば対数時間でカリングでき、同じ発想がフラスタムカリングやレイトレーシングの加速構造にも通じる。