AABB(軸平行境界ボックス)
辺が座標軸と平行に走る境界ボックス。軸ごとの最小値と最大値だけで表せる。
名前は axis-aligned bounding box の略。最大の利点は、重なり判定が単純な大小比較に落ちることだ。2つのボックスが交差するのは、すべての軸で区間が同時に重なるときに限られる。そのため、高コストな厳密形状の判定(ナローフェーズ)の前段にあるブロードフェーズで、安上がりな代理として真っ先に使われる。
難点は、ボックスが物体と一緒に回転しないこと。モデルを回せば AABB を作り直す必要があり、角に余白が生じて判定も甘くなる。ぴったり囲みたければ OBB(有向境界ボックス)を使うが、判定は面倒になる。フレーム間で動く物体には、経路に沿ってボックスを掃引するスイープ AABBがある。