オブジェクトがn個あれば組み合わせはおよそn²/2通りで、数百個を超えると厳密判定を全部に行うのは現実的でない。ブロードフェーズはまず大まかな境界ボリューム(多くは軸平行ボックス)どうしを比べ、実際に重なっている候補ペアの短いリストだけを返す。厳密な判定はナローフェーズの仕事だ。
代表的な手法は、各物体の区間を1軸に沿ってソートして走査するスイープアンドプルーン(1995年のI-COLLIDEでCohenらが記述)、一様グリッド、空間ハッシュ、BVHなどである。物体の分布で向き不向きが分かれ、細長く散らばった場にはスイープアンドプルーン、密集した塊にはグリッドが合う。