アルネ・ベルリング
詳細情報
- 生年月日
- 1905年2月3日
- 没年月日
- 1986年11月20日
- 著名な業績
- Geheimschreiberの解読、調和解析
- 国籍
- スウェーデン
見たこともないドイツの暗号機を鉛筆と紙だけで2週間で再構成し、その方法の説明は拒んだ。
アルネ・ベルリング(1905〜1986)はウプサラ大学の数学教授だった。1940年の夏、スウェーデンを経由するケーブルで送られていたドイツのテレプリンター通信の傍受文を渡された。わずか2週間、一人きりで、機械はおろか写真すら見ないまま、彼はSiemens & Halske T52、すなわちGeheimschreiberの内部論理をすべて導き出した。この解読をもとにスウェーデンの信号機関が「アプリ」と呼ばれる解読装置を作り、スウェーデンは1940年から1943年までドイツの最高機密通信を読んだ。
この快挙は、暗号解読史上もっとも奇妙な個人の業績の一つに数えられ、数百人のチームでブレッチリー・パークが成し遂げたことに匹敵する。ベルリングはその方法を説明しなかった。「手品師は種明かしをしない」という。戦後はプリンストン高等研究所に移り、暗号とは縁遠い調和解析に戻った。