Xrun
オーディオバッファのアンダーランとオーバーランの総称。ソフトウェアがバッファを間に合うように満たせない、あるいは空にできない状態で、聞こえ方としてはクリック音になる。
オーディオインターフェースが1つのバッファを再生している間に、ソフトウェアが次のバッファを計算する。ハードウェアが必要とするときに次の分が用意できていなければアンダーランで、鳴らすものがなくなり、ポップ音やとぎれが生じる。録音ではこの逆で、バッファがソフトウェアの読み出しより速く埋まり、オーバーランでサンプルが失われる。Linuxのオーディオ界では、JACKやALSAが両者をまとめて数えて報告するため、どちらもxrunと呼ばれる。
このトレードオフは決してなくならない。バッファを小さくすればレイテンシは下がるが、ドライバやネットワークカード、省電力機能が一瞬CPUを借りたときの余裕も減る。ライブ録りをする人は結局、ノイズが出始める点のすぐ上にバッファサイズを置くことになる。