Xmu
詳細情報
- 種別
- Cライブラリ
- ライセンス
- MIT
- ソースコード
- gitlab.freedesktop.org/xorg/lib/libxmu
X11の「何でも引き出し」ライブラリ。XlibにもXtにも収まらないが、どのツールも結局必要とする小さな関数の寄せ集め。
名前はX Miscellaneous Utilities(Xのその他ユーティリティ)の略で、中身も名前どおり整理されていない。ここには、*cursor: watchのようなXtリソースをカーソルフォントの実際のカーソルに変換するコンバータ、同じアトムをサーバに二度尋ねないためのキャッシュ、ビットマップファイルの読み込み、角丸四角形の描画、Latin-1文字列の大文字小文字を無視した比較などが入っている。最もよく使われるのはおそらくXmuClientWindowだ。xpropやxwininfoに渡されたウィンドウIDがウィンドウマネージャの枠だったとき、下へたどって、WM_STATEを持つクライアント自身のウィンドウを見つけ出す。
このライブラリは1980年代後半からMIT配布物に含まれ、Athena Widgetsの必須依存になっている。Athenaはコンバータにも描画コードにもXmuを借りているのだ。のちに、Xtなしで済む少数の関数は「micro」の意味を込めてlibXmuuに分けられ、単純なコマンドラインツールがカーソル名を引くだけのためにツールキット全体をリンクしなくて済むようになった。今ではXmuに対して新しくコードを書く人はいないが、今なお「x」で始まるほとんどの道具の依存関係の中に居座っている。