xf86-input-synaptics
100ほどのオプションを持つXのタッチパッドドライバー。どのオプションも、誰かのノートPC所有者にとっては欠かせないものだった。
2000年代初頭にPeter Österlundが、多くのノートPCに載っていたSynapticsのパッド向けに書いた。名前に反して、のちにALPSやElantechにも対応した。Linuxにタップでのクリック、パッド端でのスクロール、のちには二本指スクロールをもたらしたのはこのドライバーである。実行中のXの設定変更は synclient、タイピング中にパッドを無効にして手のひらによる誤動作を防ぐのは syndaemon の役目だった。初期のバージョンは設定を共有メモリに置いており、どのユーザーでも書き込めたが、誰かが問題にするまでは誰も気にしなかった。
2015年にlibinputが主流になって以降は保守モードにある。慣性スクロールの減衰のさせ方まで自分で指定したい人々の間で、今も生き延びている。