XC-MISC
詳細情報
- 開発元
- X Consortium
- 公開
- 1994年
- 種類
- X拡張
どのリソースIDが再び空いたかをクライアントがサーバに問い合わせられるようにする、X11R6の小さな拡張。数週間動き続けるプログラムでも番号が尽きないようにする。
Xクライアントは、自分のウィンドウ、ピクスマップ、カーソルのIDを自分で作り、接続時に渡された範囲から取り出す。オブジェクトを作るたびの往復通信を一回省けるが、天井が組み込まれている。範囲に入る値は通常数百万個で、Xlibは上に向かって数えるだけだった。上限に達すると、ライブラリは「resource ID allocation space exhausted」と表示してプログラムを終了させた。古いIDのほとんどはとっくに解放されていたにもかかわらずである。ピクスマップを数千単位で作っては捨てるターミナルやブラウザは、長いセッションの中でこの状態に陥り得た。
XC-MISC(XCはX Consortiumの略)は、1994年のX11R6で、同じく地味なBIG-REQUESTSとともに登場した。リクエストは三つで、GetVersion、連続した空き区間を返すGetXIDRange、要求された数までの空きIDをリストで返すGetXIDListである。Xlibは自分の範囲を使い切ると自動でこれらを呼び出し、XCBもxcb_generate_idの内部で同じことをするので、プログラマがこの拡張を目にするのはxdpyinfoの一行としてだけである。1987年の設計判断の穴埋めだけを仕事とする拡張にふさわしい運命だろう。