x11vnc
詳細情報
- 開発者
- Karl Runge
- 公開年
- 種別
- VNCサーバー
- ライセンス
- GPL-2.0
新しい見えないデスクトップを作る代わりに、すでに動いているXのディスプレイをそのまま共有するVNCサーバー。リモート側の人は、キーボードの前に座っている人と同じ画面を見る。
Karl Rungeは2002年、LibVNCServerプロジェクトの一部としてx11vncを公開した。Xvncとその系譜にある一般的なUnix向けVNCサーバーは、物理画面を持たない独立したXサーバーで、接続すると、リモートセッションの中だけに存在する新しいデスクトップが現れる。x11vncはその逆をいく。通常のXクライアントとしてディスプレイ:0に接続し、フレームバッファを読み取ってRFBとして送り出す。変更の検出にはDamage拡張か行単位のスキャンを使い、キー入力やマウス移動はXTESTで注入し、カーソルはXFIXESで取得する。結果は、WindowsのリモートアシスタンスやMacの画面共有と同じ体験だ。マシンの前にいる人が、遠隔の相手の操作をそのまま見られる。
このため、サポート対応や、ログアウトし忘れた自宅デスクトップへの接続に重宝された。Runge自身は機能を足し続け、SSL、内蔵Webサーバーから配信するJavaビューア、GUIフロントエンドのtkx11vncまで加えた。tkx11vncの多数のタブは、このコマンドのフラグがどれだけ増えたかを示す記念碑にもなっている。本人による開発は2011年に止まり、以降のコードはLibVNCServerの中で保守されている。Waylandには同等のものがない。コンポジタは、任意のクライアントに画面全体を読ませないからだ。