X11R2
1988年にMITのX Consortiumが出した最初のXリリース。新バージョンというより、R1のプロトコルが実際に持ちこたえることの証明だった。
Consortiumは1988年1月に発足したばかりで、出荷できることを示す必要があった。同年初めに出たR2はそのため整理のリリースとなり、サンプルサーバーのバグ修正、より多くのハードウェアへの移植、より多くのベンダーがビルドできるXlib、そしてバージョンごとに揺れていたツールキットXtが中身だった。プロトコルには手を付けなかった。R1向けに書いたプログラムが再コンパイルなしでR2上で動く、それが狙いだった。
より重要な変化は組織面にあった。R2からcontribセクションが育ち始めた。Consortiumの責任範囲ではないが同じテープに載るソフトウェアで、ウィンドウマネージャやユーティリティ、デモが広まる経路になった。R2の寿命は短く、同年10月にX11R3に置き換わり、ワークステーションの多くが実際に出荷したのはR3とR4だった。