WM_ICON_SIZE
ウィンドウマネージャが希望するアイコンサイズを示す、ルートウィンドウ上のICCCMプロパティ。情報がマネージャからプログラムへ流れる数少ない例。
ICCCMのプロパティの多くはクライアントが設定し、ウィンドウマネージャが読む。WM_ICON_SIZEは逆方向だ。マネージャがXSetIconSizesでルートウィンドウに置き、内容は最小・最大の幅と高さ、各方向の増分のリストである。WM_HINTS用のアイコンピクスマップを作ろうとするプログラムはXGetIconSizesで読み、それに合わせて描く。プロパティがなければ、プログラムは推測する。
1980〜90年代の画面では重要だった。twmやmwmはアイコンを固定の枠に表示し、サイズが違うと切り取られたり、背景の中に浮いたりした。ただ、尋ねるプログラムはほとんどなかった。EWMHの_NET_WM_ICONではクライアントが複数サイズのARGB画像を渡し、拡大縮小はマネージャに任せるため、このプロパティは事実上不要になった。