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ウィルヘルム・シッカルト

ハードウェア Svenska → 更新: 2026-10-23
詳細情報
生年
没年
業績
計算時計(1623年)。歯車式計算機として知られる最古のもの
国籍
ドイツ

パスカルより20年早くケプラーのために計算機を作ったチュービンゲンの教授。ただし唯一の現物は、部外者が見る前に焼失した。

チュービンゲン大学の東洋学者、数学者、天文学者、版画家。これらを一人でこなせた最後の世代の一人である。1623年のヨハネス・ケプラー宛の書簡には「計算時計(Rechenuhr)」が記されている。6桁の加減算を自動繰り上げで行う歯車機構で、その上に、乗算用のネイピアの骨を回転円筒に載せた部分が付いていた。

2台が製作に回され、1台はケプラー向けだった。しかし1624年に工房が火事で焼け、製作途中の機械も失われた。シッカルト自身も1635年に家族の大半とともにペストで亡くなり、機械は完全に忘れ去られたため、パスカルが300年間その栄誉を担った。スケッチが再発見されたのは1950年代、ケプラーの遺稿の中からで、1960年頃にブルーノ・フォン・フライターク=レーリングホフが動作する復元機を作った。先駆者が誰かという問いはこれで決着するが、パスカルの機械は実物が残った。歴史は何度も、先取権より実物が残ることのほうが重いと示してきた。

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