ウィーナー攻撃
RSAの秘密指数が小さすぎる場合に、連分数を使って秘密鍵を復元する暗号解読攻撃。
1990年、Michael Wienerは、秘密指数dが法Nの4乗根のおよそ3分の1より小さいと、RSAが破れることを示した。公開鍵からe/Nを連分数展開すればdが復元できる。秘密を推測する必要はなく、現実的な鍵長でも計算はミリ秒で終わる。
教訓は、小さなdは効率のよい鍵に見えるが、実は罠だということだ。標準的なパラメータではeもdも大きく取るため、今ではほぼ教科書の演習問題になっている。名前が数学者でサイバネティクスの創始者であるNorbert Wienerと混同されることがあるが、無関係である。