ホーシュタッドのブロードキャスト攻撃
同じ平文を小さな公開指数で複数の受信者に暗号化して送ると、中国人剰余定理で復元できてしまうRSAへの攻撃。
e = 3で、異なる法を持つ3人の受信者に同じメッセージmを送ったとする。傍受した3つの暗号文を中国人剰余定理で結合すると、剰余を取られていないm3が得られる。m3は法の積より小さいので、整数の立方根を取るだけでmが戻る。一般化した結果はヨハン・ホーシュタッドが1980年代後半に発表した。
対策はOAEPのようなランダム化パディングで、同じ平文が二度と同じ暗号文にならないようにすることだ。小さな指数の生のRSAを使う人は、安全性を簡単さと引き換えにしたことになる。それが得な取引だった試しはあまりない。