ビクター・ショウプ(Victor Shoup)
クレイマー・ショウプ暗号、汎用群モデル、整数論ライブラリ NTL で知られる米国の暗号研究者。
1997年、ショウプは汎用群モデルを定式化した。攻撃者が群の要素をオラクル越しにしか操作できないという設定で、離散対数の計算には群の大きさの平方根程度の作業量が必要であることを証明できる。翌年にはロナルド・クレイマーとともに、ランダムオラクルモデルに頼らず、適応的選択暗号文攻撃に耐える初の実用的な暗号方式を発表した。
2001年には、RSA-OAEP について受け入れられていた安全性証明に穴があることも示した。証明もまたレビューが要る、という教訓である。C++ ライブラリ NTL、教科書 A Computational Introduction to Number Theory and Algebra、そしてシャイ・ハレヴィと共同で準同型暗号ライブラリ HElib も手がけた。ニューヨーク大学の教授である。