VCAコンプレッサー (VCA compressor)
電圧制御アンプ(VCA)でゲインを下げるコンプレッサー。高速で精密、かつ色付けの少ないダイナミクス制御ができる。
検波回路がレベルを測って制御電圧に変え、VCA(実際にはマッチングしたトランジスタを核にした回路)が、スレッショルドとレシオの指定どおりの量だけゲインを下げる。オプティカル式や真空管式と違い、ゲイン素子そのものに慣性がないため、アタックとリリースを自由に設定でき、つまみの表示どおりに動く。
この方式を商用化したのは、デヴィッド・ブラックマーのdbxによる1970年代のdbx 160である。1980年代初めのSSLコンソールに搭載されたコンプレッサーは、ミックスバスにかけて全体を「まとめる」用途で知られ、最も多くコピーされたVCA設計で、ほぼすべてのメーカーからプラグインが出ている。