UVスクロール
テクスチャのUV座標を時間とともにずらし、ジオメトリは何も動かさずに表面が動いているように見せる手法。
リアルタイムグラフィックスで最も安上がりなアニメーションは、ジオメトリをまったく動かさない。マテリアルのシェーダーでUV座標に時間×速度を足すだけで、テクスチャが面の上を滑る。滝が流れ、ベルトコンベアが回り、フォースフィールドが脈打つ。テクスチャはシームレスにタイルされるので、継ぎ目も追加データも要らず、必要なのはフレームごとのスカラー1つだけだ。
この手法は、速度の異なる複数の層を重ねて繰り返しを隠す形に発展する。また、ピクセルごとに向きを決めるフローマップと組み合わせて、渦巻く水や溶岩にもよく使われる。限界は、動きが見た目だけという点だ。UVスクロールで流れる川は、浮かべたボートを運んではくれない。それには本物のシミュレーションが必要になる。