営業秘密 (Trade secret)
秘密であること自体に価値がある情報の保護。登録も期限もなく、漏れた瞬間に消える。
特許が情報の開示と引き換えに20年の独占を与えるのに対し、営業秘密は最初から何も明かさない。コカ・コーラのレシピが教科書的な例で、ソフトウェアでは非公開のソースコード、Googleのランキング要因、学習データなどがこれに当たる。所有者はNDAやアクセス制御など実際に秘密を守る措置を取る必要があり、保護されるのは不正に取得された場合だけだ。独自に発明することや、製品を適法にリバースエンジニアリングすることは自由である。
EUは2016年の指令でこの分野を調和させ、米国も同年に連邦法のDefend Trade Secrets Actを制定した。ソフトウェアで最も有名な事件がWaymo対Uberで、ある技術者がLiDAR関連の数千ファイルを持ち出し、Uberは2018年に約2億4500万ドル相当の株式で和解した。