トラック密度(TPI)
トラックが半径方向にどれだけ詰まっているかを、1インチあたりのトラック数(TPI)で表したもの。面記録密度を決める2つの軸の片方である。
トラック密度(TPI)は半径方向に同心円状のトラックが何本並ぶかを数え、ビット密度(BPI)はトラックに沿ったビット数を数える。両者の積が面記録密度になる。360KBの5.25インチフロッピーは48TPIで、1.2MBの高密度版はその倍の96TPIだった。
96TPIのドライブで書いた360KBのディスクが、48TPIのドライブでは読めないことが多かったのはこのためだ。幅の狭いヘッドが、広いトラックを2本またいでしまう。TPIを上げるにはトラック幅の何分の一という精度の位置決めが必要になる。オープンループのステッピングモーターが、クローズドループのボイスコイルアクチュエータに取って代わられたのも、現代のドライブがデータの合間にサーボ情報を埋め込んでいるのも、そのためである。