Tk
詳細情報
- 作成者
- John Ousterhout
- 公開
- 種類
- GUIツールキット
- ライセンス
- BSD系
- 公式サイト
- tcl-lang.org
ボタン付きのXウィンドウを、スクリプト10行で出せるようにしたツールキット。それまでの代替手段は、Motifに対する1000行のCコードだった。
John OusterhoutがバークレーでスクリプトTclのグラフィカルな相棒として書き、最初のリリースは1991年だった。発想は、ウィジェットをCコードではなくコマンドで作り、操作することにある。button .b -text Hello -command exitに続けてpack .bと書けば、ボタンが画面に現れる。wishシェルはこうしたスクリプトを直接実行し、MotifやXtで数週間かかることを、半日で習得できた。外観は意図的にMotifを模しており、厚い縁取りもそのままで、Unixデスクトップの中で浮かないようにしていた。
1996年のバージョン4.1からは、同じスクリプトがWindowsとMacintoshでも動き、Tkは初の実用的なクロスプラットフォームGUIライブラリとなった。Pythonは早くも1994年にtkinterとして取り込み、PerlとRubyが続き、今でもすべてのPythonインストールに同梱されている。2007年のテーマ対応のTtkウィジェットで1990年代風の見た目は和らいだが、すべてのボタンがまったく同じ灰色のプログラムを見つけたら、何で作られたかはすぐ分かる。