Tcl
1988年、バークレーのジョン・オースターハウトが作ったスクリプト言語。「すべては文字列であり、各行はコマンドと引数である」という一つの発想で成り立っている。発音は「ティックル」。
構文はLispを思わせるほど最小限で、ifやwhileでさえコードブロックを文字列の引数に取る普通のコマンドにすぎず、言語の拡張は極めて容易である。もともと他のプログラムに組み込む設定用言語として構想され、実際にそこで根づいた。Cisco IOS、CadenceやSynopsysのEDAツール、テストスイート、多くの実験機器がその例である。1991年のTkツールキットは、単一のコードベースでUnix、Windows、Macにまたがる画面を作れる初の実用的な手段で、現在もPythonのtkinterとして生きている。対話型プログラムを自動化するexpectもTclで書かれている。