IT用語集 › ハードウェア › シャルル・グザヴィエ・トマ・ド・コルマール
1820年に世界初の量産計算機の特許を取り、売り出す気になるまで30年間寝かせておいた保険会社の経営者。
アルザスのコルマール出身のフランス人で、保険業で身を立て(ル・ソレイユ社とレグル社を設立)、アリスモメーターはいわば片手間に作った。特許は1820年のもので、ライプニッツの階段状ドラムに基づいているが、機械は数十年間珍品にとどまり、本格的な生産が始まったのは約30年後の1850年代だった。
いったん市場に出ると、独走状態になった。アリスモメーターは、事務机に置いて何十年も毎日使えるほど頑丈な最初の計算機で、20世紀に入ってもその模倣品や後継機が続いた。トマ本人は副業のように考えていたふしがあり、生活費は保険で稼いでいた。