スワップチェーン
GPUが描き込み、ディスプレイが読み出すフレームバッファの待ち行列。バッファを入れ替えることで、描きかけのフレームが画面に出るのを防ぐ。
少なくとも二つのバッファが関わる。表示中のフロントバッファと、描画中のバックバッファだ。フレームが完成すると、チェーンはそれらをスワップする。コピー(blit)による場合と、ディスプレイの読み出し先を切り替える(ページフリップ)場合がある。バッファが三つあれば(トリプルバッファリング参照)、GPUは前のフレームの表示完了を待たずに次のフレームを始められる。
ティアリングと遅延のトレードオフを決めるのがプレゼントモードだ。immediateは即座に表示してティアリングを起こし、FIFOはスキャンアウトに同期し(垂直同期参照)、mailboxは完成した最新のフレームを保持して古いものを捨てる。この概念は現代のAPIでは明示的で、DirectXのDXGIスワップチェーンやVulkanのVkSwapchainKHRがそれにあたる。