スティーブン・ノースカット(Stephen Northcutt)
米海軍の侵入検知の草分けで、SANSの資格制度GIACという仕組みを築いた人物。
ノースカットは、ダールグレンの海軍水上戦センターで、tcpdumpとスクリプトで組み上げた初期のネットワークIDS「Shadow」の開発を率いた。安価で無料という点で、高価な商用センサーへの明確な対抗案だった。この経験は著書Network Intrusion Detection(1999年)になり、版を重ねて、パケットダンプを手で読むことを求められるアナリストの標準的な教科書となった。
彼はSANSに移り、1999年にGIAC認定制度を立ち上げた。実技試験を、研修そのものと同程度の規模のビジネスに変えたのである。のちにSANS Technology Instituteの学長にも就いた。業界が「能力」を大文字の略称の並びで測るようになったことへの貢献では、彼に並ぶ人は少ない。