スプライトゼロヒット
先頭のスプライトのピクセルが背景に触れた瞬間に立つファミコンのフラグ。ゲームがフレーム途中で頼れる唯一の時計である。
PPUには個々のスキャンラインに結びついた割り込みがなかった。その回避策が副作用の利用である。スプライト0の不透明なピクセルが背景の不透明なピクセルと重なると、ステータスレジスタ($2002)のフラグが立つ。スプライト0をプレイフィールドとステータスバーの境目に置き、フラグが立つまで短いループで待てば、ちょうど良い行でスクロールレジスタを書き換えられる。『スーパーマリオブラザーズ』(1985年)はこの方法でスコア欄を固定した。ただし脆く、1サイクルずれただけで画面が乱れた。より高機能なカートリッジでは、マッパー自身のスキャンラインカウンタに取って代わられた。