レーシング・ザ・ビーム
プロセッサを電子ビームの位置に正確に同期させ、画面が描かれる最中にグラフィックスレジスタを1ラインごとに書き換える技法。
Atari 2600(1977年)にはフレームバッファがほとんどなく、数個のオブジェクト用のレジスタがあるだけだった。そのためCPUはブラウン管上を1ラインずつ走るビームと歩調を合わせて絵を送り込むしかなく、タイミングを外せば画面は崩れた。この言葉はモントフォートとボゴストによる同機の研究書(2009年)の題名にもなっている。同じ発想はラスター割り込みや、C64・Amigaのライン途中の技にも受け継がれた。ハードウェアの公称を超える数のスプライト、ラスターバー、ボーダー開きは、どれもビームを追いかけた成果である。