床の上の木箱は、毎フレーム重力に引かれ、接触ソルバーがちょうど同じ分だけ押し返す。正味の動きはゼロなのに、コストは満額だ。そこでほとんどの物理エンジンは、剛体の速度が一定時間しきい値を下回り続けたらスリープさせる。Box2Dの既定値は0.5秒である。スリープ中の物体は積分とソルバーの対象から外れるが、衝突判定には引き続き参加する。
新たな接触、外力、あるいは支えている物体の移動があると目を覚ます。古典的なバグは、位置を直接書き換えてテレポートさせたのに起こし忘れるケースで、積み上げた木箱が、床がまだあると信じ切ったまま宙に浮き続ける。