SHA-1 is a Shambles
2020年に示されたSHA-1初の選択プレフィックス衝突。「理論上の懸念」から「これで署名を偽造できる」へ一歩進んだ成果である。
ガエタン・ルラン(Gaëtan Leurent)とトマ・ペラン(Thomas Peyrin)は2020年1月に、解釈の余地をほとんど残さない題名でこの結果を発表した。3年前のSHAttered(シャッタード)との違いが重要である。あちらでは2つのファイルが同じ先頭部分を共有する必要があった。今回は、攻撃者が完全に異なる2つのプレフィックスを選び、ハッシュが一致するようなサフィックスを計算する。証明書や署名を偽造するのに必要なのは、この種類だ。計算は900枚のレンタルGPUで2か月、費用はおよそ4万5,000ドルだった。
デモとして、異なる身元を持ちながらSHA-1署名は同じになる2つのPGP鍵が作られた。片方の認証が、もう片方の保証にもなってしまう。GnuPGは同じ月に、SHA-1ベースの身元署名を信頼しないようにした。