サーバーサイドデコレーション
ウィンドウ周りのタイトルバー、枠、閉じるボタンを、アプリではなくウィンドウマネージャーが描く方式。
X11ではこれが当たり前の仕組みだった。ウィンドウマネージャーはリペアレンティングで新しいウィンドウを捕まえ、自前のフレームに収めて、そこにタイトルバーを描く。アプリはフレームの存在をほとんど意識しない。1992年のMotifプログラムも昨日のGTKアプリも、同じウィンドウマネージャーの下なら同じボタンになるのはこのためである。ウィンドウは_MOTIF_WM_HINTSで枠なしを要求できるが、最終的な決定権はウィンドウマネージャーにある。
Waylandはこの問いを答えのないまま引き継いだ。xdg-decorationプロトコル(2018年)でクライアントとコンポジターが交渉でき、KWinやwlrootsベースのコンポジターは喜んで自分で枠を描く。GNOMEのMutterは拒否してクライアントサイドデコレーションを押し通すため、同じプログラムでも交渉の勝者次第で見た目が変わる。