スクリーンドア透過
ピクセルの一部だけを描くことで半透明を装う手法。網戸越しのように、すき間から背景が見える。
本来のアルファブレンドでは、半透明の面を奥から手前の順に並べ替えて描く必要があり、負荷が高く、時には不可能でもある。代わりに、すべてのピクセルを「完全にある」か「完全にない」かのどちらかにし、一定のパターンで一部を捨てる。パターンにはディザリングから借りたベイヤー行列がよく使われる。深度バッファは通常どおり働き、ソートも要らない。
典型例がセガサターンだ。2つのグラフィックスチップはポリゴンと背景面を確実にブレンドできず、影や水面にはっきりした市松模様のメッシュが現れた。それをブラウン管がにじませて、どうにか見られるものにしていた。現在では同じ手がLOD切り替え時のクロスフェードや、カメラを遮るキャラクターを消す処理に使われている。TAAと組み合わせれば模様はぼやけ、ほとんど目立たない。