ラウンドトリップレイテンシー
音がオーディオインターフェースに入り、コンピューターを一周してヘッドフォンから戻ってくるまでの時間。
経路にはいくつもの区間がある。A/Dコンバーター、入力バッファ、DAW内の処理、出力バッファ、D/Aコンバーターだ。支配的なのはバッファである。48 kHzで128サンプルなら1回あたり2.7 msで、2つ目のバッファ、コンバーターのフィルター、ドライバーの安全マージンを足すと、実測値は6〜8 ms前後になることが多い。箱に印刷された数字には、まずならない。
10ミリ秒前後が、歌い手が自分の声をエコーとして聞き始めるおおよその境目である。これは音が3 mの距離をモニターまで届く時間とほぼ同じなので、広い練習室のドラマーが特に有利というわけでもない。遅延をゼロにしたい人は、インターフェース上で入力を直接モニターし、コンピューターを経路から外してしまう。