ロナルド・クレーマー
ビクター・シューップとともに、ランダムオラクルに頼らずに選択暗号文攻撃に耐える実用的な暗号を示したオランダの暗号研究者。
1990年代、公開鍵暗号には2種類しかなかった。安全性証明はあるが遅すぎて使えない方式と、速いがハッシュ関数を理想化されたランダムオラクルとみなさないと証明できない方式である。1998年のクレーマー=シューップ暗号は、効率的で、かつ標準モデルでIND-CCA2安全であることを証明できた最初の方式だった。仮定は決定性ディフィー・ヘルマン問題の困難性だけだ。
それ以前には、イヴァン・ダムゴードとベリー・スホーンマーカースとともに、複数の秘密のうちどれかを知っていることを、どれかは明かさずに証明する方法を示している。後の多くの電子投票プロトコルの部品になった。アムステルダムのCWIとライデン大学で研究し、2015年にはダムゴード、イェスパー・ブース・ニールセンと教科書『Secure Multiparty Computation and Secret Sharing』を出した。