ナイジェル・スマート
ある種の楕円曲線を線形時間で破り、その後、秘密分散型のマルチパーティ計算を製品になる速さにしたイギリスの暗号研究者。
1999年、スマートはアノマラス曲線、つまり点の数が基礎体の大きさに等しい曲線の離散対数問題が、p進数への持ち上げによってほぼ即座に解けることを示した。そのような曲線を使う本格的な規格はなかったが、この攻撃は、曲線パラメータを勘で選ぶべきでないもう一つの理由になった。
ブリストル大学、のちにルーヴェン・カトリック大学で、複数の当事者が互いに入力を見せずに計算する秘密計算(マルチパーティ計算)を研究した。2012年のSPDZプロトコル(イヴァン・ダムゴーらとの共同)は、重い暗号処理をオフラインの前処理に回し、実際の計算を軽くした。鍵を複数のマシンに分割して守るDyadic(のちのUnbound Tech)を共同創業し、同社は2021年にCoinbaseに買収された。