ラン・カネッティ(Ran Canetti)
HMAC の共著者であり、安全なプロトコルが他のプロトコルと出会っても安全なままかを判定する枠組みの考案者。
1996年、カネッティはミハイル・ベラーレ、ヒューゴ・クラフチクとともに HMAC を発表した。ハッシュ関数でメッセージを認証する標準的な方法となり、TLS から署名付き API リクエストまで、今もあらゆる場所で使われている。
理論面で最も影響力が大きいのは、ユニバーサル・コンポーザビリティ(2001年)である。単独では安全なプロトコルも、他のプロトコルと並行して動かすと崩れることがある。UC の枠組みは、周囲の環境がどうであっても成り立つ証明を与える。満たすのは面倒だが、それは裏を返せば、それまで多くのプロトコルが「たぶん大丈夫」で済まされてきたということだ。カネッティは IBM リサーチ、テルアビブ大学、ボストン大学で研究してきた。