ヒューゴ・クラウチク
詳細情報
- 所属
- IBM Research(長年)
- 代表的業績
- HMAC、HKDF、SIGMA、HMQV、OPAQUE
HMACとHKDFの生みの親。ブラウザがTLSで通信するたびに動く二つの構成である。
1996年、クラウチクはミヒル・ベラーレ、ラン・カネッティとともに、通常のハッシュ関数からその弱点を引き継がずにメッセージ認証コードを作る方法を示した。これがHMACで、翌年RFC 2104として公開された。安全性の証明がハッシュに求めるのは衝突耐性より弱い性質なので、MD5やSHA-1より長く生き延びた。2010年には、抽出してから展開する鍵導出方式のHKDFを発表し、今ではTLS 1.3、Signal、WireGuardの背骨になっている。
2003年のSIGMAプロトコルはIPsecのIKEの署名モードの基礎で、TLS 1.3のハンドシェイクにも影響した。2005年のHMQVは、安全性証明が実際に何を証明するのかをめぐる、学界では珍しいほど辛辣な長い論争を呼んだ。のちには、登録時でさえサーバがパスワードを見ないOPAQUEの共同設計者になった。