OPAQUE
サーバーがパスワードを一切見ない非対称PAKE。サーバーが侵害されても、ハッシュ化されたパスワードすら漏れない。
2018年にJarecki、Krawczyk、Xuが提案した。クライアントはサーバーとOPRF(Oblivious Pseudo-Random Function、oblivious=何も知らされない擬似乱数関数)を実行し、パスワードから鍵を導く。サーバーはその出力からパスワードを逆算できない。ログインはこの鍵を使ったチャレンジ・レスポンスで行う。
WhatsAppの暗号化バックアップなどで採用されている。パスワードレス化の流れではWebAuthn/パスキーのほうがすっきりした解だが、ハードウェアの対応が前提になる。OPAQUEは、パスワード方式を残したい場面のための後方互換な選択肢だ。RFC化が進められている。