SRP
Secure Remote Password。Thomas Wuが1998年に考案した、比較的古いPAKEプロトコル。サーバーはパスワードのハッシュではなく検証子(verifier)を保存し、これはオフラインの総当たりでは破れない。Apple iCloud、1Password、Telegramの認証で使われている。
現行版はSRP-6a。正しく実装するのは難しく、実装にバグが見つかった例も複数ある。SASLの現代的なPAKEであるSCRAMとは別物で、オフライン攻撃への耐性はSRPのほうが暗号学的に強い。ただし現在はOPAQUEが理論的に優れ、IETFで標準化もされているため、新規の導入ではOPAQUEが推奨される。SRPはレガシーな環境と、膨大な利用者を抱えるiCloudの中で生き続けている。チュートリアルの実装はバグの温床なので、自前で書かずライブラリを使うこと。