SCRAM
Salted Challenge Response Authentication Mechanism。SASLの標準(RFC 5802、2010年)。パスワードを送らずに、知っていることをクライアントが証明する。リプレイに強く、中間者への警告があり、サーバーが侵害されてもパスワードがそのままオフライン攻撃の対象にはならない。
現行の変種はSCRAM-SHA-256。2往復のハンドシェイクで、サーバーがソルトと反復回数を送り、クライアントがPBKDF2とHMACを実行して証明を返す。PostgreSQL 10以降、MongoDB、XMPPで標準になっている。暗号学的により強いPAKE(SRP、OPAQUE)とは別物で、検証子が漏れればオフラインの総当たりは依然可能である(ただし反復回数4096以上ならコストは高い)。平文のPLAIN認証と本格的なPAKEの間の、現実的な落としどころだ。