PicoGUI
詳細情報
- 作者
- Micah Elizabeth Scott(当時はMicah Dowty)
- 公開
- 種類
- ウィンドウシステム
2000年に始まったハンドヘルド向けのウィンドウシステムで、サーバーがウィジェットとレイアウトの両方を持つため、クライアントはピクセルでなく「ここにボタン」と伝える。Linuxのハンドヘルドが普及する前に放棄された。
Micah Dowty(現Micah Elizabeth Scott)は2000年、Nano-Xでさえ大きすぎる機器のためにPicoGUIを始めた。方式はこうだ。サーバーがウィジェットセット、レイアウトエンジン、テーマを備え、クライアントはソケットやTCP越しの単純なバイナリプロトコルで話す。だから別のマシン上のプログラムが同じ画面に描画できる。Xの意味での重なり合うウィンドウはなく、ウィジェットは画面の端に沿ってツリー状に詰められる。デスクトップのメタファーより小さな画面に向いている。見た目はthemecでコンパイルしたテーマファイルが決め、実行時に差し替えられた。サーバーはCで書かれ、LinuxのフレームバッファやSDL、X上のウィンドウ内で動いた。
C、C++、Pythonなどのバインディングがあり、CompaqのiPAQやシャープのZaurusで実演された。しかし2003年までに開発は停滞した。Qt/EmbeddedにはTrolltechの資金力があり、GTKもフレームバッファ版を得て、実機はQtopiaやGPEに流れたのだ。Dowtyは他の仕事へ移り、その一つがFadecandy LEDコントローラである。ツールキット全体をサーバーに移すという発想の最も明快な例の一つとして、PicoGUIは残っている。数年後にYが試みたのと同じ発想だ。