Qt/Embedded
詳細情報
- 作者
- Trolltech
- 公開
- 種別
- ウィンドウシステム
- ライセンス
- GPLまたは商用
Linuxのフレームバッファへ、独自の小さなウィンドウシステムQWSを通して直接描画した2000年のQt。シャープのザウルスを、まともなUIを持つ最初のLinux携帯機にした。
2000年のQt/Embedded 2.2で、TrolltechはX11を必要としないQtを出荷した。代わりにあったのがQt Windowing System、QWSである。-qwsフラグ付きで最初に起動したプログラムがサーバとなってフレームバッファ、マウス、キーボードを所有し、他のプログラムはクライアントとして領域を割り当てられ、共有メモリへ描く。サーバはスタッキングやカーソル、フォーカスを管理した。ウィンドウ装飾はQt自身が描いた。X向けに書かれたQtプログラムは、たいていそのまま再コンパイルでき、グラフィックス、フォント、ウィジェット、ウィンドウ管理のスタック全体が数MBに収まった。
その上にTrolltechは、カレンダー、連絡先、メールを備えた携帯機向け環境Qtopiaを作った。シャープは2001年にザウルスSL-5000に載せ、のちに2006年のTrolltech自社のGreenphoneやOpenmokoの電話機でも使われた。ライセンスはGPLまたは商用で、他のQtと同じ方式だったが、収益を支えたのは商用側だった。Qt 4で製品名はQtopia Core、次いでQt for Embedded Linuxに変わり、Qt 5(2012年)ではQWSは消えてQPAプラットフォーム抽象化に置き換わった。eglfsやlinuxfbが、独自のウィンドウシステムなしで同じ役目を果たしている。