Override-redirect
X11ウィンドウに付けるフラグで、ウィンドウマネージャに手出し無用と伝える。
プログラムがウィンドウをマップするとき、要求は通常ウィンドウマネージャにリダイレクトされ、枠とタイトルバーが付けられ、配置も決められる。ドロップダウンメニュー、ツールチップ、コンボボックスでそれは馬鹿げている。メニューにタイトルバーを望む人はいない。そこでプログラムはXlib経由でoverride_redirect属性を立て、ウィンドウは回り道なしに、指定した場所へそのまま現れる。
代償として、ウィンドウマネージャは制御を完全に失う。override-redirectなウィンドウは、スクリーンロッカーを含めあらゆるものの上に載ることができ、通常の方法ではフォーカスを受け取らない。ゲームやスクリーンセーバーがこのフラグを悪用して強制的に全画面にしたため、EWMHがまさにそれを行儀よく頼む方法を導入する一因になった。