OuluBox
オウル大学のBBS。そのチャット機能を置き換えるためにIRCが書かれた。
OuluBoxは、フィンランドのオウル大学情報処理科学科が運営していたBBSである。掲示板、ファイル、ニュースといった定番の機能に加え、MUT(MultiUser Talk)というリアルタイムチャットがあった。MUTは動いたが、そのマシンにログインしている人同士でしか使えなかった。
1988年の夏、学生のJarkko Oikarinenがこのシステムを任され、置き換えとなるものを書き始めた。手本はBITNETのRelayで、目標は複数のサーバーにまたがるチャットだった。その成果がIRCであり、母体をあっという間に超えて成長した。OuluBoxは、ローカルなサービスのために作られた機能が、そのサービス自体より数十年長生きした好例である。