ヤルッコ・オイカリネン
1988年、オウルでひと夏のうちにIRCを書いたフィンランドの学生。
1988年8月、オイカリネンはオウル大学のBBS「OuluBox」に取り組んでいて、チャットプログラムを、複数のマシンにまたがるものに置き換えたいと考えていた。その結果生まれたのがInternet Relay Chatで、最初のサーバーはtolsun.oulu.fiというホストで動いた。数か月のうちにフィンランドの他の大学へ、さらに大西洋を越えて広がった。
IRCがニュースの現場として脚光を浴びたのは1991年で、ユーザーが湾岸戦争とモスクワのクーデター未遂を生中継した。オイカリネンはダレン・リードとともに、1993年にプロトコルを事後的に文書化したRFC 1459を書いた。その後は普通のソフトウェアエンジニアとして働いた。ひと夏の趣味のプロジェクトが、世界中のオープンソースコミュニティでいまも動いている人物としては、控えめな経歴だ。