ウィリアム・オートレッド
詳細情報
- 生誕
- 没
- 国籍
- イギリス
- 代表的業績
- 計算尺、乗算記号「×」
対数目盛を2本並べて滑らせることを思いつき、1622年頃に計算尺を発明したイギリスの聖職者。
オートレッド(1574〜1660)は田舎の教区牧師で、訪ねてきた学生には誰にでも無償で数学を教えた。教え子にはクリストファー・レンやジョン・ウォリスがいる。1622年頃、彼はガンターの対数目盛を2本重ね、一方を他方に沿って滑らせた。すると、コンパスを使わずに答えが読み取れた。直線型と円形型の両方を作っており、これが最初の計算尺である。
出版が遅かったため、元教え子のリチャード・デラメインに先を越されて円形計算尺を先に発表され、激しい先取権争いになった。掛け算の記号「×」を導入したのも彼で、1631年の『Clavis Mathematicae』に登場する。彼が始めた計算尺は、その後350年にわたり技術者の常備品であり続けた。