Oki Microline
詳細情報
- 開発元
- 沖電気(Okidata)
- 発売
- 1980年
- 種類
- ドットマトリクスプリンター
1980年に始まり今も生産が続くドットマトリクスの系列。理由は単純で、カーボンコピーには物理的な打撃が要るからだ。
沖電気の米国法人Okidataは1980年にMicroline 80を発売した。9ピン、80桁で、プリンターが本体のコンピューターより高かった時代に、ホームコンピューターと小規模オフィスを狙った製品だ。ラインナップは広幅キャリッジのML82とML83、より滑らかに印字するML92とML93へと広がり、1990年代初頭にはML320とML321に至った。この世代は今も新品が買える。別枠のOkimate 10(1984年)は、家庭向けとしては数少ないカラープリンターで、インパクト方式ではなく熱転写方式だった。
2020年代にも9ピンプリンターが売られているのは、郷愁ではなく物理の問題だ。ノーカーボンの複写伝票はピンの圧力で写るもので、インクジェットでは複写が一切できない。出荷窓口、薬局、整備工場、車検場が使い続けるのはそのためだ。一方、沖電気はページプリンターでレーザーではなくLEDアレイにいち早く賭け、業界の中で独自の立ち位置を得た。