.mwmrc
mwmがメニュー、キー割り当て、マウスボタンを書いておくテキストファイル。色やフォントではなく、動作に関するものはすべてここにある。
Motifのウィンドウマネージャーは、設定を二つに分ける。枠の色からフォーカスポリシーまで、見た目と挙動は、.XdefaultsにあるMwm*で始まるXリソースで決まる。何かを実行するものは、~/.mwmrcにあり、なければsystem.mwmrcが使われる。ファイルにはMenu、Keys、Buttonsの3種類のブロックがある。メニューは、ラベル、省略可能なアクセラレータ、f.で始まる関数を並べた行のリストで、f.exec "xterm &"、f.menu Submenu、f.minimize、f.restart、f.quit_mwmなどがある。KeysとButtonsは、コンテキスト(root、window、icon、frame)におけるキーやマウスボタンを同じ関数に結び付け、リソースMwm*rootMenuが背景でポップアップするMenuを指定する。
f.関数のモデルはtwmのもので、CDEにも引き継がれた。CDEではdtwmが~/.dt/dtwmrcを読み、f.goto_workspaceのようなワークスペース用の関数が追加されている。変更はf.restartの後で初めて有効になり、構文エラーがあるとmwmは文句を言って組み込みメニューに戻る。多くの人はそれでこのファイルの存在を初めて知った。「どう見えるか」をリソースに、「何をするか」をrcファイルに分けるのはXt時代の設定の典型で、fvwmが一つのファイルで済むところ、mwmのカスタマイズに二つのファイルの編集が要る理由もそこにある。