ウィザード(MUD)
頂点まで登り詰めた結果、プレイをやめることになったプレイヤー。以後は世界を運営し、作る側にまわる。
1978年にロイ・トラブショーとリチャード・バートルが作ったMUD1では、ウィザードが最高位だった。十分な得点を稼ぐと、見えないものを見る、他人を動かす、追い出すといった、一般プレイヤーにはない力が手に入る。運営作業を報酬にしたこの設計は、同時にゲームに終着点も与えた。
LPMudはさらに進んだ。ここではウィザードがLPCでコードを書き、部屋やオブジェクトやモンスターを作れる。最も熱心なプレイヤーを開発者に変えることで、世界が成長した。階級には、アークウィザード、管理者、DikuMUD系ではイモータルや神といった称号が加わった。多くの人にとって、ウィザードになることが人生初のプログラミングの仕事であり、その相当数がのちにゲーム業界を築いた。