MoOLIT
詳細情報
- 開発元
- Unix System Laboratories
- 公開年
- 1992
- 種別
- ウィジェットツールキット
- 前身
- OLIT
リソース設定一つでOPEN LOOK風にもMotif風にも見えた、USLの1992年のツールキット。GUI戦争の停戦案だったが、戦争が終わる直前に間に合った。
Motif/OPEN LOOK Intrinsics Toolkitは、AT&TのXtベースのOPEN LOOKツールキットであるOLITを土台に、もう一組の外観を取り付けたものだ。ウィジェットもAPIも同じで、起動時のリソースが、ボタンをOPEN LOOKの丸い端にするか、Motifの陰影付き立体ベベルにするかを決める。ベンダーは一つのバイナリを出荷し、顧客にどちらの陣営に付くかを選ばせることができた。AT&Tから分離したUnix企業のUnix System Laboratoriesは、これをSystem V Release 4.2と、デスクトップがこれで書かれた1992年のUnixWare 1.0の標準ツールキットにした。
問題はタイミングだった。1993年春、Sun、HP、IBM、USLはCOSEで和解し、Motifと、のちにCDEとなるものに落ち着いた。互換を取るべきOPEN LOOKがなくなり、MoOLITは、もう存在しない状況のための移行技術になってしまった。覚えている人は少ないが、政治的な問題をリソースファイルの一行で解決した、例外的にきれいな例である。