XForms(ツールキット)
詳細情報
- 作者
- T.C. Zhao、Mark Overmars
- 種類
- ウィジェットツールキット
- ライセンス
- LGPL(2002年以降)
1990年代にXlibへ直接書かれた小型のXウィジェットツールキット。LyXと初期のXfceがこれで作られたことで知られる。
Forms Libraryは1990年頃、Mark OvermarsがSGIのIRIS GL向けに書いたもので、ウィスコンシン大学ミルウォーキー校の物理学者T.C. Zhaoが1990年代半ばにX11へ移植した。Xtを介さず、ボタンやスライダー、メニューをXlibで自前描画するため、小さくて導入しやすく、どの環境でも同じ見た目になった。C言語のコードを出力するGUIフォームビルダーfdesignが付属し、Motifに似て非なる立体的な縁取りが特徴だった。
普及を支えたのは二つのプログラムである。LaTeXの上に作られた文書処理系LyXは1995年にXFormsを採用して長く使い続け、Olivier Fourdanは1996年にCDEの自由な模倣としてXfceの最初のバージョンをXFormsで書いた。足かせはライセンスで、無償だがソース非公開だったためDebianに入れられず、両プロジェクトはGTKやQtへ移った。ソースが2002年にLGPLで公開されたときには、待っている人はもうほとんどいなかった。XML形式のWebフォームであるW3CのXFormsとは別物。